業種/職種ホームステイ手配/コーディネーター
株式会社ネクステージ
専務取締役
梶田 住彦 様
企業紹介
株式会社ネクステージ様は、2009年に設立され、ホームステイ事業「ホームステイインジャパン」を手がけています。世界各国から来日する留学生や外国人旅行者向けに、日本国内でのホームステイ先を手配するほか、日本語学校や大学など教育機関の斡旋など海外ゲストの多様なニーズにあわせたコーディネートをされています。日本国内でステイ先を探す難しさや、採用にあたって求める人材像を伺いました。
事業内容とインバウンドへの取り組みについて教えてください
海外から日本に来るゲストに対して、空港への送迎、ホームステイ先の紹介、日本語学校など各種教育機関の手配まで一貫したホームステイ事業を行なっています。また、修学旅行で来日する学生向けに文化交流プログラムのコーディネート等も行なっています。年間約2,000名の取扱いがあります。アメリカに提携大学が多いこともあり、全体の約30%がアメリカからの利用客、次いで韓国、フランス、台湾、タイと続いています。今後はアジア圏、特にミャンマー、マレーシア、インドネシアに向けた営業を強化していきます。
どのような人材を求めていましたか?
今回、業務拡大のために東京と大阪の2拠点で募集しました。年々増える利用客に対し、ホストファミリーの新規開拓と、よりきめ細かな対応を行っていくことが必要となっています。業務では、ホームステイ先とのメールや電話を通じたやりとりが多く、しっかりお話を聴けること、コミュニケーション力が重要です。ホストとゲストの間での行き違いなどがあった場合にも、お互いの気持ちに寄り添い、文化や言語の違いという背景を理解した上で、問題を解決していくことが求められます。
採用の過程はいかがでしたか?
東京、大阪ともに1ヶ月で40件超の応募をいただきました。期待以上の数で驚きました。応募者は、ご自身がホームステイ経験者という方が多かったですね。東京では、その中から10名ほどの方と面接をして、今回1名の採用に至りました。
採用の決め手は何でしたか?
採用した古澤さんは前職で国際空港の税関に勤務されていた方です。彼女は大学時代、イスラム文化について学んだそうです。これからインドネシアやマレーシアにむけた営業を強化しようとしているので、経験地域が生かしていただけると思いました。決め手はコミュニケーションスキルと人柄ですね。
ホームステイ事業のお仕事のやりがいとは?
この事業で一番大切なことは、ホストとゲストのマッチングです。何かトラブルがあった時でも、聞き上手になってファミリーのケアができることが重要で、ここが一番大変でありやりがいのある部分です。この仕事が好きじゃないとできないかもしれません。
日本の家庭はホームステイ受入に興味はあっても、なにかと構えて敬遠をしてしまい、受け入れ先を見つけることは簡単ではありません。以前、私はオーストラリアでもホームステイ事業に携わる仕事をしていましたが、オーストラリアではホームステイをビジネスとしてわりと気軽に受け入れる家庭が多かったです。こうした国民性や文化の違いはありますが、ホームステイ受入を通じて得られる経験、魅力を伝えていければと思います。私自身もホストファミリーをしていますが、日常生活での交流から国際感覚を養うことができることが、家族、特に子どもにとってかけがえのない経験となると感じています。小さいお子さんのいるご家庭にホームステイ登録をご紹介すること、そしてしっかりフォローしていくことの必要性を感じています。
やまとごころキャリアを利用されたご感想をお聞かせください
他媒体では、募集人材の絞り込みの難しさや、掲載期限の制約などもあり効果が得られなかったのですが、やまとごころキャリアでは応募数、応募者の質ともにとても満足いく内容でした。この分野に関心を持っている方に上手く届いたのかな、と思います。