業種/職種 体験型ツアー企画/ツアーガイド(通訳案内士)
株式会社ノットワールド
取締役
河野 有 様
企業紹介
株式会社ノットワールド様は2014年2月に会社設立。外国人の日帰りモニターツアーや在日外国人ニーズ調査の企画・運営等を手掛ける一方、インバウンドに取り組む事業者へのコンサルティング・サービスや様々な観光促進事業に携わっています。さらに、自社企画として、東京の街歩きと食べ歩きができる Tokyo FooDrink Tour を運営。社名「ノッワールド」の「ノット (KNOT)」は結び目を意味し、「国境を越えた結び目」を創り出すことで、人生が豊かになるようにといった想いが込められています。
事業内容とインバウンドの取り組みについて教えてください
創業メンバーである私と佐々木は、実は中学・高校からの同級生なんです。それぞれ企業に勤めていたのですが、その頃からお互いに何か事業を立ち上げたいという気持ちがあり、時々話をしていました。その後、同時期に退職、それぞれで世界一周旅行に出ました。旅を通じて、多様な価値観に出会い、人とのつながりが人生を豊かにすると実感。世界と日本の人たちをつなぎたい、旅行者にもっと日本を楽しんでほしい、という思いで2014年にノットワールドを創業しました。インバウンド関連業務を中心に、外国人のニーズ調査やフィールドワーク等企業サポートを行う傍ら、オリジナル企画として、外国人旅行者向けの食べ歩きツアーを今年1月から運営しています。
今回の求人のきっかけは?
これまで多くの企業支援業務に携わってきた一方で、直接的なコミュニケーションを通じて、我々自身が訪日旅行者に楽しい時間を提供したいと思うようになり、東京の食と街を組み合わせた食べ歩きツアーの企画が生まれました。食べ歩きを通じて、「たくさんの日本食を味わうことができる」、「地元の暮らしや日本文化を食から知ることができる」そして、「地元の人のように、一歩踏み込んだ街歩きができる」を強みに、築地と砂町を中心としたツアーを展開していく中で、国家資格である通訳案内士資格をお持ちの方を探していました。
募集対象について教えてください
通訳案内士資格をお持ちで、ガイド未経験の方も含めて募集しました。以前、通訳案内士保有者の方にヒアリングしたところ、取得後の研修や集客が個人では難しい、という声をいただきました。そこで、まずは気軽にガイドを始めるきっかけを作ることはできないか、と考えました。私たちのツアーでは、案内するお店など基本的な内容をまとめたガイドマニュアルを使っていただいています。マニュアルを活用することで、ガイドそれぞれが強みや個性を生かして、どうやってお客様に楽しんでいただくか、という点に集中できると思います。経験より、コミュニケーション力や情熱、企画力などを重視します。
応募状況と、採用までの流れはいかがでしたか?
十数名から応募をいただき、これまでに面接をした9割以上の方を採用しました。採用決定後にマニュアルを配布し、ガイドが引率するツアーに同行していただき、現場を知ってもらいます。そうした研修を経て、実際のツアーに出ていただくという流れです。現在は8名がガイドとして活動しています。
採用後のお仕事ぶりはいかがですか?
高い語学力や日本文化の知識に加えて、皆さんがそれぞれ得意分野を持っています。ガイドを重ねていく内に、次はこのようなことをしたらおもしろいんじゃないか、あの街でも食べ歩きの企画ができそう、などと各々の経験や強みをふまえて提案していただいています。ツアーをより良いものに、お客様の満足度の高いものにしていきたいという熱意を持った方が多いので、一緒に作り上げるおもしろさを感じています。
また我々は、ツアー中に起こったことや、お客様に聞かれてわからなかったことなど、ガイドそれぞれが感じた内容を互いに共有し、改善につなげることで、サービス向上を目指しています。今後は築地や砂町以外のエリアでも展開していきたいと思います。食通のガイドさんたちに活躍していただけるよう、原宿スイーツコースやハラルフードの食べ歩きコースなどコースの種類も増やしていきたいですね。
やまとごころキャリアが他媒体と違う点はどんなところですか?
やまとごころキャリアでのみ求人を行いましが、全体的にインバウンドに対する意識の高い方が多いと感じました。インバウンドの最新情報を発信するやまとごころの通訳案内士メルマガを購読されるなど、情報収集にも熱心で、業界全体の動きなども知っている方が多いというのが特徴ですね。