富士箱根ゲストハウス 様

私の家族４名と住み込みスタッフ３名、あわせて７名です。3名のスタッフは全員が英語に加えて他の外国語も得意とし、2名は中国語を、1名はフランス語を話します。

ここは単なる宿泊施設ではなく、文化交流の場でもあります。例えば、娘は書道１級、息子は剣道３段をそれぞれ持っており、日本文化の紹介として、書道や剣道を外国人客に体験していただくこともあります。また、海外の方も自国の文化を披露してくださることもあり、その時は、双方向の文化交流になりますね。以前、オーケストラのバイオリニストが泊まられた時、彼は私たちの前でバイオリンの生演奏をしてくださいました。さらに、私たちは大学のゼミ生をインターンとして受け入れるなど、若い世代の人材育成にも取り組んでいます。地元の小学校の先生が、定年退職後に、ここで定期的に琴の演奏会を開かれていますが、先生にとっては、外国人客の前で演奏できることは大きな喜びであるようで、日本文化をもっと海外に発信したいので英会話の勉強を始められたと伺っています。私たちとお客様、そして、若者や地域住民との心のふれあいこそが、私たちが大切にしている「おもてなし」です。

６年間働いたスタッフが退職することになり、２ヵ月間の引継ぎ期間をとるために数ヶ月前から募集を検討し、やまとごころキャリアを利用させてもらいました。

私たちには「作業員・従業員」を採用するという意識はありません。採用した方はチームの一員になって頂くと同時に、家族の一員にもなって頂きたいと思っています。従って、選考に当たっては、お互いにじっくりと話し合うプロセスを重視しました。また、面接では「何か特技はありますか」と尋ねるようにしていますが、今回採用した方は、手描きのグリーティングカードを作ることが得意ということでした。ハネムーンで来られるお客様も多く、そういうスキルはとても喜ばれますので、高く評価させて頂きました。ここは宿泊施設であると同時に、文化交流の場でもありますので、様々な特技やスキルを活かす機会があります。

選考の流れとしては、最初、都内で面会してゲストハウスの概要を説明し、次に、ゲストハウスに来て頂いて実際の現場を見てもらいました。ゲストハウスに泊るお客様の９割以上は煙草を吸いませんので、20年前に全館禁煙にした結果、お客様の数は大幅に増えました。お客様との距離が近いアットホームなゲストハウスだからこそ、喫煙や飲酒など、生活習慣面でのマッチングに配慮することが重要なのです。応募者の中には、都内から通勤を希望する方もいましたが、ゲストハウスは住込みが条件ですので、残念ですが採用には至りませんでした。今回採用した方の場合は、時間をかけて面談し、実際の現場を見てもらった上で、強い意欲を感じましたので採用を決めました。

やる気が感じられますね。日々、勉強する気持ちで頑張ってくれています。だいぶ慣れてきましたので、外国人客とのふれあいを楽しんでいますよ。

他の求人サイトも利用しましたが、ゲストハウスがおもしろそうだからといった興味本位の応募も多く、求める人材と出会うことができませんでした。その点、やまとごころキャリアは、やる気とスキルにポイントを絞り込んだ求人活動を行うことができましたので大変助かりました。