業種/職種宿泊施設/フロントスタッフ
株式会社SEN
代表取締役
各務 太郎 様
企業紹介
2018年1月、訪日外国人に向けて低価格帯で日本ならではの快適な宿泊体験を提供したいという思いから、30代の男女3名で創業。代表であり建築家である各務氏は、ハーバード大学デザイン大学院への留学時に「極小空間」について研究を深めました。日本のミニマリズムの神髄とも言える茶室的極小空間を通じて都市の課題に挑戦すべく、“泊まれる茶室“をコンセプトにした、新しい都市型カプセルホテル「hotel zen tokyo」を2019年3月末に人形町に開業。デザイン・アートに敏感な外国人観光客を中心に支持されています。
求人のきっかけを教えてください
近年益々増加する外国人旅行者向けに、日本文化の魅力を感じられるホテル滞在を提供しようと、“泊まれる茶室“をコンセプトにした新型カプセルホテル「hotel zen tokyo」を作りました。価格帯としてはホステルとビジネスホテルの中間で、ゆっくり旅の疲れをとっていただけるよう寝具やアメニティも高品質で快適なものを揃え、「市中の山居」と呼べるようなカプセルホテルを目指しました。今回は「hotel zen tokyo」の開業に当たり、オープニングスタッフを募集しました。
どんな人材を求めていますか?
ホテルというのは“サービスの総合格闘技”あるいは“総合芸術”とも呼べるような、あらゆる要素が必要になってくる仕事だと捉えています。一辺倒な受け答えではなく、それぞれのお客様に合わせたご提案ができるかどうかが重要です。そのためには語学力のみならず、幅広い知識、造詣を持ち合わせている人のほうが望ましいです。 また今の時代、世界中の人へ情報発信するwebまわりの知識も求めています。多くの人に知ってもらうための知見を持っている人がいいですね。
採用までの過程はいかがでしたか?
やまとごころキャリアに登録して、求人を掲載してからすぐに応募がありました。採用まで2週間ほどしかかからず、非常にスピーディーでした。正直なところ、こんなに早く決まるとは思っていませんでした。ホテルの開業を控え、時間も限られていた中での採用でしたが、良い人材をすぐに確保できて本当に助かりました。
採用の決め手になったのはどんなスキルですか?
外国語能力や接客業経験はあるに越したことはないのですが、それに加え今回は“泊まれる茶室“をコンセプトにした新しいホテルであるため、日本文化に関する知識、デザインやアートへの造詣、世界へホテル情報を発信するためのwebやSNSの知識の3つを兼ね備えている人材を探していました。 これらの要素をすべて兼ね備えている人物はそうそういないだろうと覚悟していたのですが、採用した方は高校では茶道を、大学ではデザインを学び、日本文化やアートへの造詣も申し分なく、英語もSNSもできるといった好条件が揃っていました。タイミング良くやまとごころキャリアを通じて出会うことができ、即決でした。
今後の事業展開について教えてください
現在、hotel zen tokyoの宿泊客は外国人と日本人の比率が7:3ぐらいです。特にアジア圏からのお客様が多く、東アジアを中心にリピーターも増えています。人形町はとにかく立地が抜群で、羽田空港にも成田空港にも電車一本で行けますし、最寄りの地下鉄駅の出口からホテルまでは徒歩30秒です。アクセスの便利さも含めて欧米のお客様にももっとPRしていきたいですね。周辺には老舗料亭もあり、江戸情緒あふれる町並みが残っています。我々は「体験の借景」と呼んでいるのですが、食事や買物や人との交流を町全体で体験していただき、hotel zen tokyoがその拠点になれればと考えています。今後はこうしたホテルを広島や金沢など地方の歴史ある町にも作っていきたいと考えています。
やまとごころキャリアを利用した感想をお聞かせください
登録者の年齢層が20代~30代と比較的若い世代が多いように感じました。我々も30代の3人で起業した会社ですので、近い年齢の人たちと一緒にチームを組みたいと考えていました。そういう意味ではちょうどピッタリでした。もう一点は、コミュニケーション能力が高い人材が集まっていると感じました。インバウンド業界を目指す人は、語学力はもちろん、日本の良さを海外の人に伝えたいという熱意をベースに持っています。そういったコミュニケーションに長けた人材はホテル業界に限らず、どんな業種、職種でも活躍できると言えます。やまとごころキャリアにはこうした質の高い人材が集まっているので、今も引き続き求人を出しています。