スカウトメールの効果的な書き方 / 例文もご紹介!

求人を掲載してみたものの「なかなか応募が来ない」「応募はあるがターゲット層と異なる」など、採用のお悩みを抱える採用担当者の方も多いのではないでしょうか?

 

直近では有効求人倍率の上昇により、採用難易度が上がってきており、多くの企業が採用に苦戦している状況です。そんな中、応募者を集めるためのツールとして注目されているのが「スカウトメール」。本記事ではスカウトメールを送るメリットや、スカウトメールの書き方のコツなどを解説いたします。

 

スカウトメールとは?

 

スカウトメールとは、企業側が求職者に対して直接送るオファーメールのことです。求人を掲載しているだけでは求人を見た人からしか応募は来ませんが、スカウトメールを使えば、企業側が求めているスキルを持つ人材に直接アプローチをすることが可能です。やまとごころキャリアでは、スカウトメール機能を無料で提供しており、企業マイページから無制限にスカウトメールを送付することができます。ぜひ後述するポイントを押さえて、スカウトメールに挑戦してみましょう。

 

スカウトメールのメリット

 

求人倍率の高い昨今では、求人票を掲載して「待つ」だけの採用活動は効果的ではありません。進んでアプローチをかけるスカウトメールは、売り手市場において有効な手段であると言えるでしょう。特に知名度が低い中小企業の場合は、直接求職者にスカウトメールを送信することで自社を知ってもらう機会にもなるため、スカウトメールの活用をおすすめします。

 

スカウトメールの作成のポイント

 

一般的にスカウトの返信率は10%程度と言われており、いかに求職者の方に興味を持って読んでもらうかが重要となります。ここでは魅力的なスカウトメールを作成するポイントをご紹介いたします。

ポイント  特別感を演出する

求職者はメールの書き出しを見て、そのメールを読むか否かの判断をしています。スカウトメールが一般的になってきた今、求職者もスカウトメールを受け取ることに慣れているので、冒頭の三行で「あなただからこそスカウトしている」と伝わるような文面を作りましょう。具体的には、「〇〇としてご活躍をされてきたご経歴を拝見し~」や「〇〇という考え方に共感し~」など相手のプロフィールや経歴を反映した文面が効果的です。このような文面を冒頭に記載することで、一斉送信ではなく自分だけにメールを送ってくれている特別感を演出することができ、メールを読み進めてもらえる可能性が高まります。

ポイント  会社説明は簡潔に

スカウトメールでは、あまりに文章量が多いと求職者は読む気を失ってしまいます。伝えたいことがたくさんある場合、何から書けばいいか迷うこともあるかもしれませんが、会社の特徴や、どんな人材を求めているかなどは簡潔に記載しましょう。他社との差別化のため、具体的な数値を用いて説明するとよいでしょう。また「もっとこの会社を知りたい」と思ってもらうために、さわりだけ説明して「詳細については面接で」と誘導するような形もおすすめです。

ポイント  特別なオファーをいれる

可能であれば、スカウト限定で「一次面接確約(書類選考免除)」など、特別なオファーをいれると返信率が上がるでしょう。

他にも求職者がメリットと感じるポイントがあれば積極的に記載するとよいでしょう。例えば「前職給与の保障」「入社時期自由」「WEB面接可能」などはメリットにあたります。

ポイント  求職者の次のアクションを明確にする

メールの結びとして「お返事をお待ちしております。」という表現を使いがちですが、求職者によってはどのように返信をすればよいか悩んでしまうこともあります。一度返信に悩んでしまうと、そのまま返信を先延ばしにしてしまうケースも多いため、求職者の次のアクションを明確にしましょう。具体的には、以下のような文言を使用するのがおすすめです。

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〇月〇日~〇日の間で、ご都合の良い時間帯をお知らせください。
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また、「〇日までにご返信ください。」などと期限を定めるのもおすすめです。期限を定めることで、この日までに連絡をしないといけないという意識を持たせることができるため、企業側としても予定を立てやすくなります。

ポイント  送信時間を工夫する

スカウトメールは文面だけではなく、送信時間によっても開封率が大きく異なると言われています。現職中の方をターゲットにする場合には、通勤時間に当たる8時台や18時台に送ってみるとよいでしょう。

 

スカウトメール例文

 

ここではスカウトメールの例文をご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。

参考  ホテルのスカウトメール
【特別なご案内】宿泊業界でのご経験が豊富な〇〇様へ / 当ホテルに力を貸してください!
【面接確約】履歴書等の送付不要!ぜひ一度面談の機会をいただけますと幸いです。
 
〇〇様はじめまして!
〇〇ホテルの採用担当、○○と申します。
 
ホテルのフロントスタッフとしてご活躍をされてきたご経歴を拝見し、当社が運営するホテルのフロント担当として、お持ちのスキルや能力を発揮していただける可能性を感じ、ご連絡をさせていただきました。
 
当社は、〇〇に本拠地を置く国際的なホテルグループで、現在、世界各地で〇〇軒以上のホテルを展開しています。また、当社が運営する〇〇ホテルは、本格的な日本のおもてなしを提供しております。
 
〇〇様はこれまでのホテルでの経験を活かして、是非当ホテルにて以下の業務を担当いただけたらと思います。
 
■具体的な業務内容は、
・チェックイン・チェックアウト対応
・電話・パソコンによる予約受付
・問い合わせ対応
・お客様のデータの入力など
 
■給与は、
月給:〇〇円~〇〇円
 
■休日は、
年間休日〇〇日
 
▼求人詳細
https://www.yamatogokorocareer.jp/detail.cgi?job_no=0000
 
詳細はオンライン面談か、直接お会いしてお伝えできればと思いますので、〇月〇日~〇日の間で、ご都合の良い時間帯をお知らせください!
 
何卒よろしくお願いいたします。
 
〇〇ホテル
採用担当 〇〇
参考  旅行会社のスカウトメール
【特別スカウト】英語力を生かし旅行業界にてご活躍された○○様へ
【フルリモートOK!】インバウンド旅行の予約手配、残業なしのお仕事です。
 
○○様
 
はじめまして!
株式会社○○の採用担当です。
 
〇〇様のご経歴を拝見し、ぜひ一度お話をさせて頂きたいと思い、ご連絡をいたしました。
理由としては、〇〇社での〇〇のご経験から、当社が現在募集しているインバウンド旅行の予約手配スタッフとしてご活躍いただける人材だと高く評価しているからです!
 
当社はヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアからの訪日旅行客を専門とするインバウンドツアー会社で、国内外〇社とのグローバルネットワークを持っています。従業員数は〇名で、小規模だからこその風通しの良さが特徴です。
 
今回、インバウンド需要の回復と事業の拡大に向けて、予約手配スタッフを募集しており、ぜひ○○様のお力を貸していただければと思います。
 
■具体的な業務内容は、
・電話応対やメール応対(英語・日本語)
・宿泊・レストラン・チケット等の手配
・施設の空き状況や予約条件の確認、キャンセル対応
・その他事務作業 など
 
■給与は、
年収:300万円~450万円
 
■休日は、
完全週休2日制、年間休日〇日、有休取得率100%
 
▼求人詳細
https://www.yamatogokorocareer.jp/detail.cgi?job_no=0000
 
詳細はオンライン面談でお伝えできればと思いますので、〇月〇日~〇日の間で、ご都合の良い時間帯をお知らせください!
 
お返事を心よりお待ちしております。
 
株式会社○○
採用担当

 

スカウト機能の使い方

 

ここからはやまとごころキャリアのスカウト機能の使い方をご紹介いたします。無料で無制限にお使いいただけますので、ぜひご活用ください!

①企業マイページにログイン
こちらのページより企業マイページにログインし、「求職者のスカウト」をクリックしてください。

 

 

②ターゲットを絞り込む

条件を設定し、ターゲットを絞り込んでみましょう。条件を設定し終えたら「会員を検索する」をクリックしてください。アンド検索になっているため、条件を設定しすぎないことがターゲット絞り込みのコツです。

 

 

③スカウトメールを送りたい候補者を選ぶ

条件に合う候補者の簡単なプロフィールが表示されます(やまとごころキャリア会員のうち、スカウトを許可している候補者のみが表示されます)。右下の「スカウトメールを作成する」をクリックすると、最終学歴や希望年収、転職回数、保有資格など、もう少し詳しいプロフィールも確認できます。

 

 

④スカウトメールを作成する

候補者を選んだらスカウトメール作成画面にて、送信内容欄にスカウトメールの文面を入力してください。なおスカウトの場合、氏名は表示されずニックネームでのやり取りとなります。送信内容欄下の「この文面を保存する」にチェックをいれておくと、2回目以降は保存した文面を使って作成することができ便利です(保存できるのは直近の一つのみ)。文面が完成したら「スカウトメール送信」をクリックすれば、送信完了です。

なお、スカウトメールの送信履歴はメールボックスの送信箱から確認できます。

 

 

⑤候補者から返信があった場合

スカウトメールを送った方から返信があった場合、応募があった場合と同様にメールにて通知されます。メールの内容はメールボックスから確認できます。なおスカウトの場合、応募者の氏名は表示されずニックネームで表示されます。

★履歴書・職務経歴書の提出手順

スカウトから求職者にアプローチした場合、個人情報保護の観点からそのままでは履歴書・職務経歴書が表示されない仕様となっております。

履歴書・職務経歴書を閲覧できるようにするには、求職者の方に下記の手順で閲覧を許可してもらう必要があります。

 

スカウトメールの上部にある「履歴書・職務経歴書」欄にて、「この企業に履歴書・職務経歴書を公開する」を選択する。(下記は求職者側の画面)

 

 

スカウトメールへの返信のやり取りの中で、求職者の方に下記のように依頼してください。

 

(例文)

お手数ですが、履歴書・職務経歴書をアップロード後、こちらのメールの上部にある「履歴書・職務経歴書」欄にて、「この企業に履歴書・職務経歴書を公開する」をご選択いただけますでしょうか。ご対応いただきますと、履歴書・職務経歴書が当社からも閲覧できる状態となります。

 

まとめ

 

繰り返しになりますが、求人倍率の上昇により採用難易度が上がっています。そのため「待ち」の採用活動だけではなく、企業側からも積極的に求職者にアプローチすることが必要となってきています。その手段の一つとして、スカウトメールを活用してみてはいかがでしょうか。スカウトメールを送る際には、ただ機械的に送るだけではなく「あなただからこそスカウトしている」と求職者に伝わるような文面を考えてみましょう。
以上、スカウトメールの効果的な書き方をご紹介いたしました。

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